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セファログラムって何?

木曜日, 2月 25th, 2021

川越の矯正歯科で歯並びの治療を受ける際には、セファログラムという検査を受けることがほとんどと言えます。

セファログラムというのは、日本語で「頭部X線規格写真」と呼ばれているもので、頭や顎などを映し出すレントゲン写真とお考えください。

このセファログラムを撮影することで、患者さんの顎の骨や歯並びの状態、それから頭蓋骨との位置関係などを細かく見ていくことができるのです。

▽どうしてセファログラムが必要なの?

川越の矯正歯科に限らず、虫歯や歯周病の治療をする際には、普通、歯だけのレントゲン写真を撮りますよね。

これをデンタルX線写真と言います。

通常の歯科治療では、病気になっている歯の周辺情報だけ手に入れば良いので、こういったレントゲン撮影を行っています。

もちろん、パノラマX線写真という、上と下の顎全体が映るレントゲンを撮ることもよくありますが、これも基本的には顎の状態を知りたいがために撮るものなのです。

ですから、川越の歯科では通常、こうしたデンタルやパノラマと呼ばれるレントゲン写真を撮って、治療に活用しているかと思います。

では、矯正治療となるとどうでしょう?

川越の矯正歯科でも行われている歯列矯正というのは、歯を1本だけ動かすとうわけにはいきません。

一般的には、歯列全体を動かしたり、顎の骨の成長を促したりするため、顎や頭全体の情報が必要になってくるのです。

そういう意味で、セファログラムというレントゲン写真がどうしても必要になってくるんですね。

▽どの矯正歯科でも撮影できるの?

セファログラムは、川越の矯正歯科でも撮影できる所が沢山あるかと思います。

ただ、歯列矯正をメインに行っていない場合は、別の歯科クリニックなどで撮影することになるかもしれません。

ですので、川越の矯正歯科で治療を受ける予定の方は、事前にそのクリニックでセファログラムを撮影できるかどうか確認しておいてもいいかもしれませんね。

きちんとした設備を整えている矯正歯科というのは、川越にも沢山あります。

そうしたクリニックは、患者さんのことをよく考えてくれているため、安心して治療を任せることができるかと思います。

また、セファログラムでどんなことがわかるのかということも、細かく説明してくれるかと思います。

矯正治療のメリット・デメリット

土曜日, 2月 20th, 2021

どんなものでも、必ずメリットとデメリットが存在します。

それは矯正治療においても同じです。

ですので、ここでは歯列矯正におけるメリットとデメリットについて、できるだけ詳しくご紹介します。


<キレイな歯並びが清潔感を演出する!?>


まず第一に挙げられるメリットとしては、歯並びがキレイになり、お顔全体の印象が良くなるという点です。

人は笑った時に、歯が露わになりますよね。

その時、色がキレイだったり、歯並びが美しかったりすると、清潔感を感じます。

そしてその人に対して、好印象を持つようになります。

それを誰しもが経験上わかっているため、多くの人が歯並びの美しさを求めるのでしょう。

そのための矯正治療と言っても間違いではありません。

ただ、矯正のメリットには、もっと本質的なものもあるんですよ?


<ものを食べやすくなり、滑舌も良くなる!?>


それは、歯並びが担っている咀嚼や発音といった機能についてです。

歯がキレイに並ぶと、ものを食べやすくなり、舌の動きも良くなるため、キレイな発音ができるようになるのです。

ですので、極端に舌の回りが悪かったり、発音がしづらいという人は、歯並びに原因がある可能性があります。

矯正が専門の歯医者さんは、そうしたことも見極めてくれますので、一度、診てもらっても良いかもしれません。


<歯が磨きやすい!>


そして、矯正治療後に実感するのが、歯磨きのしやすさです。

八重歯などがある人はよくわかると思うのですが、歯が傾いていたり、飛び出していたりすると、歯磨きがとってもやりづらいですよね?

なかなか歯ブラシが入っていかないですし、結局妥協してしまって、磨き残しを積み重ねていくこととなります。

その結果、虫歯や歯周病を発症するのです。

それが、歯があるべき場所にまっすぐ生えてくれていると、磨きやすいことこの上ないのです。

ですから、歯列矯正のメリットとしては、虫歯や歯周病になりにくくなるという点も挙げられます。


<治療中はメリットが全てデメリットに?>


続いて、デメリットについてですが、実は先ほど挙げたメリットとは正反対のことが治療中には起こります。

まず、ワイヤーなどの矯正装置がむき出しになるため、お口周りの美しさは低下します。

また、複雑な装置が歯に装着されているため、食べ物を噛みづらくなったり、発音しにくくなったりすることもあります。

そして何より大変なのが、歯磨きです。

矯正装置を上手く避けながらブラッシングを行わなければならないため、非常に手間がかかります。

同時に、磨き残しが増えるため、治療前よりも虫歯になりやすくなるので、注意が必要です。


<高額な治療費は将来への投資!?>


その他、治療費が高額になってしまうというデメリットもあります。

高額な矯正装置を使用して、数年に渡り治療を行っていくため、仕方のない点でもあります。

それでも、数十万の出費は大きいですよね?

ただ、この数十万の出費を将来への投資と考えてみてはいかがでしょうか。

歯並びが良くなれば、虫歯になりにくくなりますし、この先かかるであろう医療費を抑えていくことができます。

また、自分に自信が持てるようになり、毎日の生活が楽しくなります。

こうしたことも踏まえると、矯正にかかる治療費というのは、それほど高いものでもないのかもしれませんね。

キレイな歯並びを維持するためにすべきこと

水曜日, 2月 17th, 2021

長い時間をかけて、ようやく手に入れた美しい歯並びは、何にも代え難いものとなりますよね。

また、矯正前とは比べ物にならないほど、歯磨きがしやすくなるかと思います。

同時に、そのキレイな歯並びへの愛おしさから、今まで以上に丁寧に歯磨きするようになるかもしれません。

けれども、そうした愛情だけではキレイな歯並びを維持することは難しいのです。

<2年間は固定が必要!?>

矯正装置を外した時点では、治療前に思い描いていた理想の歯並びが実現されていることでしょう。

しかしながら、歯を支えている骨や歯茎の線維というのは、まだまだ不安定な状態なのです。

そこで必ず行われるのが、保定という処置です。

これは移動した歯が後戻りしないように、一定期間そこで固定させておく処置のこと差します。

期間としては大体、2年程度となっています。

2年間と聞くと、とても長く感じられてしまいますが、実際通院するのは、2~6カ月に1回程度です。

このくらいの頻度であれば、特に大きな負担にはならないかと思います。

また、後戻りなどのトラブルがない限り、この保定期間で特別な治療をすることもありませんので、ご安心ください。

<どんな風に固定するの?>

気になるのは、歯の固定の仕方ですよね。

具体的には、リテーナーという装置をお口の中に装着します。

このリテーナーには、取り外せるものと取り外せないものの2種類があります。

どちらのリテーナーを使用するにしても、始めの1年間はできるだけ長い時間、お口の中に装着しておくことが望ましいです。

1年を過ぎると、かなり骨と線維が定着していきますので、装着時間を減らしていっても問題ありません。

その点は歯医者さんが細かく指導してくれるかと思います。

<最後に必要になるのは自分の歯並びに対する愛情?>

冒頭では、歯磨きなどを念入りに行うだけでは、キレイな歯並びを維持することは難しいと言いましたよね。

それは、保定という重要な治療段階が存在するためです。

けれども、全ての治療が完了した後は、いかに患者さんご本人が自分なりのメンテナンスを行っていけるかにかかっています。

当然、日々のブラッシングやオーラルケアは欠かせません。

ただ、それだけでは十分ではありませんので、定期的に歯科クリニックへ通いましょう。

歯医者さんの定期健診では、歯周病の検査や虫歯予防に役立つ処置を色々としてくれます。

特に、歯石となって歯に沈着してしまった汚れは、歯医者さんにある道具でしかキレイに落とせないことがあります。

そうして、お口の中の衛生状態に気を遣いながら、治療後も数十年、キレイな歯並びを維持してみませんか?

子どもの矯正治療の流れ

日曜日, 2月 14th, 2021

▽カウンセリングで希望を全て伝える

始めに、小児矯正治療の全体の流れについて説明します。

川越の矯正歯科で小児矯正を受ける場合でも、まず最初に、こうした治療の流れを説明してくれることでしょう。

小児矯正では、第一段階としてカウンセリングが行われます。

カウンセリングは、お子さんの歯並びをどういったものにしたいのか、という患者さん側の希望を聞いてくれる場でもあります。

ですから希望があれば、ここできちんと伝えておきましょう。

後から、こうしてほしかったとか、こういう治療が受けたかったと思っても、なかなか修正することができませんので、注意が必要です。

川越にある矯正歯科でも、治療の途中や治療後に、思っていたものとは違ったとおっしゃる患者さんもいらっしゃいます。

そういった食い違いがないよう、カウンセリングで思いの丈を全て伝えておきましょう。

と言っても、希望が全て叶うというわけでもありません。

小児矯正には、色々な制約もありますので、希望通りにならない部分も出てくるのです。

▽事前診断をして治療方針を決定する

カウンセリングが終わったら、次に検査へと入ります。

この流れは、川越の矯正歯科で全て共通していることでしょう。

検査では、色々な角度からレントゲン写真を撮ったりして、お子さんの歯や顎の骨の状態などを事細かに見ていきます。

そうして、どういった治療が必要なのか、あるいは可能なのかということを見極め、治療方針を決めていきます。

川越の矯正歯科でもそうですが、多くのお子さんでワイヤー矯正を行うこととなりますが、中にはチンキャップやヘッドギアなど、大きな装置を使用する場合もあります。

これらは、顎の骨の成長を抑制したり、促進したりする際に用いられます。

骨格から矯正していくわけですから、通常のワイヤー矯正よりも大掛かりな処置が必要となるのです。

▽矯正装置をはめて治療を開始する

事前診断が終わり、治療方針が決定すると、いよいよ矯正装置を装着します。

先ほど述べたように、川越の矯正歯科でも、ワイヤーやブラケットのワイヤー矯正、それから時にはチンキャップやヘッドギアなどが小児矯正では用いられます。

その他、ケースバイケースで色々な矯正装置を活用しつつ、歯並びを良くしていきます。

そして、顎の成長が完了するくらいまで、治療を継続していくのです。

最後は保定装置をはめて、後戻りしないように処置していきます。

マウスピース矯正の通院頻度について

木曜日, 2月 11th, 2021

歯科矯正は、複数年間にも及ぶ数十年的な治療です。

また、途中で控えることもできません。 仮に治療をさなかにやめてしまうのは、むしろ歯並びが深刻になってしまうこともあります。

それどころか、支払ったハイレベルな医療費も不必要になることですってあるのです。

その分、歯科矯正の治療を開始するのに先立って、然るべき心の準備が要されてくる可能性が高いですね。

ただし、複数年間と言っても、各週でもわかる様に歯科医療機関へ足を運ばことはないのです。

そうした通院の度合について知っておくと、歯列矯正治療を受けるかどうか考えやすいかと思います。

<どのくらいのペースで通院するの?>

歯列矯正での通院のペースと言っているのは、患者さんの歯並びの状態や、使用する矯正アタッチメントによってかなり異なってきます。

そこでまず、標準的な矯正治療を受けた場合の通院ペースについてですが、おおよそ1~2カ各月一回、通院言わせれば充分かと思います。

この世間一般の治療というのは、つまりワイヤー矯正を示しています。

ワイヤー矯正では、治療の段階に合わせて、ワイヤーを交換していきます。 また、ワイヤーをひっかけるブラケットという装置のメンテナンスも必要なため、1~2カ月に1回は矯正医に診察してもらった方がいいかと思います。

その都度、どのくらい歯が何ともないかなども調査してくれるかと思います。

来院時間としては30分前後なので、それほど負担にはならないかと思います。

<マウスピース梃子入れはこまめに調節?> 昨今、マウスピース矯正という矯正法が人気を集めています。

透明なプラスチック製のマウスピースそれで歯並びを正常化するため、歯列矯正を運営していることは滅多にばれない優れた梃子入れ法です。

このマウスピース矯正の場合は、ワイヤー矯正よりも頻繁に通院する必要があります。

使用するマウスピースによっては、2~3週間に1回通院することがあります。

これは歯列の変化に合わせて、新しいマウスピースを作成していくせいです。

と言っても、診療時間自体は30分程度なので、大きな時間を割かれるわけがありません。

<顎の骨から矯正する場合>

顎の骨に異常があって、歯並びが乱れている場合は、ヘッドギアやチンキャップといった大型の矯正装置を使用します。

これらを装着するおかげで、顎の骨の成長を抑制したりします。

ですので、成長期のお子さんに生きることがほとんどです。

そうした矯正方法の場合は、何ヵ月に1回の通院でも問題ありません。

以上のようなペースで治療が進み、治療はいいが終了したあとに、保定期間へと入れられて行きます。

保定期間中は、おおよそ3~6カ月に1回程度、歯科クリニックまでアクセスすることとなります。

その時は、後戻りといった経過を見るだけなので、診療もアッという間に終わるかと確信しています。

矯正治療が長くなる理由

日曜日, 2月 7th, 2021

歯科医での治療法と言っているのは、大体2、3回の通院で終わりますよね。

大きな虫歯を施術する場合は、もっと時間をとられることもありますが、何てことはない1~2カ月という部分でしょうか。

けれども、矯正の治療法期間というのは、その何十倍も増えるのです。

<12か月や2年は当たり前!?>

矯正歯科を受ける場合、治療が完了するまでに1年~2年はかかることはザラであると言えます。

歯並びが極端に悪い場合は、3年以上かかる可能性も十分にあり得ます。

「そんな長い期間通えません!」と思われる方がほとんとかと思いますが、ひとつ懐の深い材料があります。

それは、通院する頻度です。 既存虫歯治療は、毎週予約をとって、通院するのが普通ですよね。

けれども、矯正歯科の場合はその必要がありません。

およそ1~2カ月に1回のペースで通院する程度ですから、それほど負担にはならないかと思います。

<3年以上かかるケースとは>

歯列矯正でも、3年以上かかる場合があります。

これは、歯並びの悪さが歯の生え方ではなく、顎の形や大きさに派生しているケースが多いです。

これを骨格性の歯列不正と呼び、通常の矯正装置だけでは対応できなかったりするのです。

そこで必要になってくるのが、外科的な手術です。

ひとつの例として、下の顎が前方へ飛び出してしまっている場合は、下の顎を半ば切り落としたりします。

そうすることにより、物理的に顎のでかさを少なくするのです。

注意しなければならないのは、顎の骨を切り落としたら治療が完了するわけではありませんという点です。

いくら飛び出していた下顎が引っ込んでも、歯並びが合っていなければ何の意味もないワケです。

ですから、外科的な手術を行う矯正であっても、ワイヤー矯正などの装置を使った、通常の矯正治療も行います。

それだけ大変な症例ですから、どうがんばっても時間もかかってしまうんですね。

<治療後もさらに1~2年通院します!> 矯正装置による治療が終わったら、理想に近い歯並びを手に入れることができます。

アタッチメントを外して、見違えるほど綺麗になった歯並びを見れば、誰しも感銘を受けるものです。

けれども、ここで気を抜いてはいけません。

人間の体というのは、常に元の状態に戻ろうとする性質があります。

それは動かされた歯も同じです。

矯正では、無理やり力を加えて、綺麗な歯列を作り出そうするものですから、患者さんの体にとっては不自然な状況下にあります。

ですので、治療将来的に何もせず放置しておけば、びっくりするほど元の状態に戻って行きます。

そうならないために必ず行われるのが「保定」の数もの処置です。

これは、歯の後戻りをストップさせるための処理で、治療後1~212か月くらい行います。

そうすることにより、効果的になった歯並びが普通状態であったと、我が家の体に思い込ませるのです。

このように、歯科矯正というのは、保定期間も合わせると少なくても2年はかかる大がかりな治療なのです。

マウスピース矯正の対象となる歯並び

木曜日, 2月 4th, 2021

歯列不正とは、歯列状態が悪くなっている状況を指します。

「不正」といわれるくらいですから、歯並びのその辺が勘違いしています。 そして、歯列不正はその途中違いによって、いくつもの定まった型に分けることができます。

もしも、矯正を考えている場合は、ご自身の歯列不正がどの決まった形に当てはまっているのか、ご覧になることをお勧めします。

<歯並びがデコボコの場合>

1本1本の歯が、各人の別の方向へ見てしまっているケースを「叢生(そうせい)」といいます。

大概は乱杭歯と呼称されるもので、我々日本人に多い歯列不正しれません。

というのも、日本人の顎と呼ばれているのは、欧米人と対比してみて全く小さいのです。

顎の中に収納する歯の数は、民族によって変わるものではありませんから、自ずと無理して歯を並べていくこととなりますよね?

つまり、か細い顎に32本の歯を散りばめた結果、きちんと収まらずに溢れ出てしまった状態が叢生でございます。

<出っ歯には2つのパターンがある>

出っ歯なぜかというと、典型的な歯列不正のひとつであると言えます。

正式には、「上顎前突」という小難しい名前がついています。 けれども、この言葉の出所がとても大切なのです。

と言っているのは、出っ歯の原因は広めに2つにわけることの出来るからです。

つまり、どうして上の顎が前へ生じてしまっているのか、ということです。

1つ目になるきっかけとしては、前歯の倒れこみです。

このケースでは、前歯だけが崩れている状態なので、その歯を正常な位置まで起こしてあげれば、出っ歯は治ります。

もう1つは、上の顎の過剰な成長です。

これは、顎自体が前方へ飛び出してしまっているため、出っ歯を治すのは、かなりやりにくい作業となります。

<下の顎が突き出している場合>

先ほどの「上顎前突」とは逆で、下の顎が前方へ突き出してしっている場合を「下顎前突」と言います。

一般的には、受け口と呼ばれています。 下顎前突になるきっかけとしては、下の顎のあり余った成長があるということも考えられます。

<口がポカンと開いている> お子さんに多い歯列不正としては、「開咬(かいこう)」というものがあります。

常にお口がポカンと開いているお子さんっていらっしゃいますよね? あれは、ほとんどの場合、歯列不正が原因でお口が開いてしまっていると言えます。

根本的な原因としては、指しゃぶりや下を口の外に出す癖などがあります。

結果として、上と下の前歯が前方へ突き出てしまって、顎と顎の間に隙間ができてしまうのです。

その他、すきっ歯という、前歯と前歯の間に隙間ができる歯列不正もあります。

このように、歯列不正には様々な道具があり、その原因も処理法も広めに異なってきます。

ですので、まずは自分の歯並びの悪さの原因の判断を間違えないことが大切かと確信しています。

矯正を受ける前に知っておくべきこと

月曜日, 2月 1st, 2021

 

川越の矯正歯科で、マウスピース型矯正やワイヤー矯正を受けるのであれば、事前に知っておくべきことがいくつかあります。

矯正治療に手を着けるには、それなりの設置が必要になります。

ですから「噛合わせを良くしたい!」と思い立っても、同じ日からすぐ始められる後はでもないのです。

もちろん、お口の中の状態が非常に良くて、始める前から準備が万端の人は、その日から治療スタートできることもあります。

では、矯正治療にとって、お口の状態が良いというのは、一体どのようなことを意味しているのでしょうか。

<歯を溶かす歯周病は矯正の大敵!>

虫歯や歯周病といった疾患を抱えている人は、矯正歯科を行うことができません。

「歯を動かすことと関係ないんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、とっても密接な関係があります。 では一個一個、歯周病について考えてみましょう。

歯周病というのは、歯茎や顎の骨に炎症が起こっている状態です。 進展すると、骨が溶けだして、歯が抜きされるということも起こり得ます。

そして、歯を動かすという矯正治療も、実は、絶えず骨を溶かしているのです。

<歯は骨を溶かしながら移送していく> 歯がどうして移動していくのかを想像してみてください。

歯は顎の骨に埋まっており、基本的には身動きが取れません。

これを例えば、前方へと動かすとなると、歯の前に存在している骨が困り事になりますよね?

ですから、矯正装置によって、歯が前へと引っ張られると、その前方にある骨は、破骨細胞という骨を解凍する細胞によって溶かされていくのです。

そうなると、矯正が進むにつれて、どんどん骨が溶けっていってしまいそうですが、ご安心ください。

前に進んだ歯の後ろ側には、骨芽細胞と呼ばれる骨を作る細胞が集まってきて、新しい骨を作ってくれるのです。 これを繰り返しながら、歯は骨の中を少しずつ移動していくのです。

<骨が弱くなると矯正力に耐えられない!?> これだけ聞くと、歯周病は歯を動かしやすくしてくれそうですが、そう簡単な話ではありません。

骨の量が減ったり骨の密度が下がると、顎の骨は矯正装置による外圧に耐えられなくなります。

その結果、設計通りに歯が運行しないことはもちろんのこと、治療中に歯が抜けてしまうということも十分にあり得ます。 歯並びを綺麗にしようと処置したのに、歯が抜け落ちてしまったら大変ですよね。

<詰め物や差し歯は作り変えます!>

それから、治療を始める前の段階で、お口の中に詰め物や差し歯がある場合は、それらを最終的には作り変える可能性が高いと言えます。

というのも、詰め物や差し歯というのは、今日の時点での歯並びや噛み合わせを見通しを立てて作られています。

ですから、歯列矯正によって、それらが大きく変わってしまうと、デメリットが生じてくるのです。 治療直後には、その時の歯並びに合った差し歯などが求められます。

このように、矯正治療をスタートさせる前には、すべきことや見逃してはならないことが沢山あるのです。

矯正治療はなぜ必要?

火曜日, 1月 26th, 2021

 

お子さんには、全部で20本の乳歯が生えてきます。

大人では、親知らずも含めて32本の歯が生えてきます。

このように、ヒトの歯というのは生えてくる数も順番も、それから並び方さえも決まっています。

そしてそこには、きちんとした意味もあるのです。

例えば、お肉をお口の中に入れると、まずは噛み切りたいですよね。

ですから、先端の鋭い前歯というのは、前の方に生えています。

ある程度小さくなったお肉は、お口の奥方に送られ、ものをすり潰しやすい形をした奥歯によって、さらに小さくなっていくのです。

<ものを食べやすくする>

けれども、歯が全て理想的な形に並んでいる人というのは、日本人には少ないんです。

「外国人は違うの?」という疑問がわくかと思いますが、それはまた別の機会に説明します。

歯並びが乱れた状態を叢生(そうせい)と呼び、一般的には乱杭歯とも呼ばれています。

乱杭歯だと、上と下の歯がきちんと噛みあっていないため、ものを食べてもなかなか効率手的に噛み砕いていくことが難しくなります。

こうした状態だと、大きな塊のまま食べ物を飲み込んでしまうので、消化に悪いですし、その他にも色々な悪影響が出てきてしまうのです。

<しゃべりやすくする>

歯というのは、ものを噛み切るためだけに存在しているのではありません。

実は、言葉をしゃべる時にも、それなりに大切な役割を果たしているのです。

というのも、気道や声帯が健康な状態であれば、声を出すこと自体にとりわけ問題はありません。

けれども、言葉をしゃべるとなると、お口の中は意外に複雑な動きをしているため、舌や歯並びも健康でなければ滑舌良くしゃべることは難しくなるのです。

具体的には、歯並びが悪くて、舌の動きを邪魔してしまうケースなどが考えられます。

つまり、歯というのは言葉をしゃべるための機能にも、深く関与しているのです。

<笑顔を増やす!?>

そして、歯が持つ最も重要な役割のひとつが、審美性です。

当然のことながら、誰しもご飯が食べやすく、言葉をしゃべりやすい状態が望ましいですよね。

実際、そうした機能を良くするために、歯列矯正を受ける患者さんも沢山いらっしゃいます。

ただ、それと同じくらい多くの人が、歯並びの美しさを向上させたいと願って治療を受けているのも事実です。

歯列矯正を終えてから、笑うことが増えたという患者さんは少なくありません。

逆に言えば、それだけ多くの人が、歯並びの悪さをコンプレックスに抱えているということです。

このように、歯列の矯正というのは、しゃべったり食べたりする機能を良くするだけでなく、その人のコンプレックスを解消して、人生そのものを大きく変えてくれる治療だと言えるのです。

便宜抜歯の重要性について

土曜日, 1月 23rd, 2021

川越の矯正歯科では、歯列矯正を行う上で、抜歯をするケースが少なくありません。

おそらく、既に川越の矯正歯科などで歯列矯正を受けたことがある方は、小臼歯などを抜歯した経験があることでしょう。

でも、一般人からしたら、歯並びを良くするのに、どうして健康な歯を抜かなければならないの?といった疑問が生まれますよね。

そこで今回は、矯正治療では、どうして抜歯をする必要があるのか、という点について詳しく解説したいと思います。

▽日本人は顎が小さいので歯並びが悪くなりやすい

まず始めに、日本人はどうして歯並びが悪くなりやすいかご存知ですか?

それは、顎の大きさが関係しています。

川越の矯正歯科に来院される方もそうですが、歯並びの悪さに悩んでいる人は、顎自体が小さいことが多いのです。

私たちの顎から生えてくる歯の本数というのは、みんな同じです。

永久歯28本と、親知らずが4本で、最大で32本の歯が生えてきます。

この本数は、人種に関わらず同じです。

さて、同じ本数だけ歯が生えてくるのに、顎の骨が小さかったらどうなってしまうでしょうか?

キレイに収まりきらずに、はみ出したり、傾いたりしてしまいそうですよね。

実際に、そうした理由から生じるのが八重歯であったり、出っ歯なのです。

ですので、川越の矯正歯科で歯列矯正を受ける患者さんは、そうした理由から歯列不正を抱えている方が沢山いらっしゃいます。

▽抜歯をすることで必要なスペースを確保する!

顎の骨が小さいということを、手術などで改善することは難しいです。

そうなると、歯の本数を減らすくらいしか、スペースを確保する方法が見当たらないかと思います。

そこで行われるのが、小臼歯などの抜歯です。

抜かれるのは健康な歯ではありますが、それを抜歯することによって、全体の歯並びを改善することができるのです。

ですから、ある意味で必要不可欠な処置であると言えます。

▽歯列矯正は単に見た目を良くするだけではない!

川越の矯正歯科でもそうですが、健康な歯を抜歯するのに抵抗がある患者さんは、歯列矯正が見た目を向上させるためだけに行われるものである、という先入観が強かったりします。

確かに、審美性を向上させるためだけに健康な歯を抜くことには、抵抗感がありますよね。

けれども実際は、そんなことはありません。

歯並びの悪さを矯正すると、歯を磨きやすくなるため、虫歯や歯周病にかかる可能性が低下します。

また、噛み合わせも良くなるため、咀嚼運動を効率的に行うことができるようになるのです。

これは、お口の中全体の健康に貢献してくれるため、非常に有意義であると言えるのです。

そうしたことがわかると、川越の矯正歯科にいらっしゃった方も、納得して、抜歯処置を受けて下さるようになります。